企画展「祈りと学びの山」県立博物館で開催

2021年01月30日 20時26分

教育歴史・文化

信仰の聖地としての高野山、そして僧侶たちの学びの場としての高野山について紹介する企画展がきょう(30日)から、和歌山市の和歌山県立博物館で始まりました。

企画展「祈りの学びの山-高野山大学図書館の名宝とともに-」の会場(県立博物館)

この企画展では、重要文化財を含む42件57点が展示されていて、高野山大学図書館の協力を得て、高野山大学が所蔵するおよそ10万点にも及ぶ「聖教(しょうぎょう)」、「古典籍類(こてんせきるい)」の中から選りすぐりの資料で、高野山の僧侶たちがどのように学問を学んでいたのか、本や巻物はどのように作られているのかなどがわかりやすく紹介されています。

奈良時代の写経・重要文化財「蘇悉地羯羅経(そしつじからきょう)」
授業中に急いで書いたと思われる授業ノート「十住心論聞書」(じゅうじゅうしんろんききがき)

県立博物館の・坂本(さかもと)(りょう)()学芸員は、「とっつきにくいと思われがちな経典(きょうてん)の中にも、面白い見どころがたくさんあることを知ってもらいたい」と話していました。

企画展「祈りと学びの山―高野山大学図書館の名宝とともに―」は、3月7日まで、和歌山市の県立博物館で行われています。

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