病院の消毒液をメルカリで売却 県立医大病院職員を停職処分

2021年01月29日 20時48分

教育福祉・医療

和歌山県立医科大学はきょう(29日)、医大附属病院が管理するアルコール消毒液などをフリーマーケットサイト「メルカリ」で売却したとして、47歳の男性看護師長を停職6か月の懲戒処分としました。男性看護師長は、今月(1月)31日付での退職を申し出ています。

県立医大によりますと、この男性看護師長は、おととし(2019年)9月ごろ、215ミリリットル入りの消毒液4本を自宅へ持ち帰り、去年(2020年)3月にメルカリで売却しました。また、4月から5月にかけては、看護師用の靴2足なども売却し、被害額はあわせておよそ7200円だということです。

病院の職員が「見覚えがある品がサイトに出ている」と病院に報告し発覚したもので、大学はきょう(29日)、男性看護師長を停職6か月の懲戒処分にしたと発表しました。

男性看護師長は「最初は家族で使うつもりだったが、金欲しさに売ってしまった」と話し、今月31日付での退職を申し出ました。

山上裕機()病院長は、「管理する立場であり、大変遺憾」とし、再発防止に努めるとのコメントを出しました。被害額が少ないことなどから、 刑事告訴はしない方針だということです。

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