【新型コロナ】17人感染 県内感染者992人に
2021年01月24日 18時35分
和歌山県はきょう(1/24)、就学前の幼児から70代までの男女17人が県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。これで県内の累計感染者数は死亡した12人を含めて992人となり、入院患者は145人となりました。
きょう新たに県内で感染が発表された17人のうち、和歌山市に住む10代の女子中学生と、いずれも岩出保健所管内に住む20代の男性会社員と50代の自営業の男性、それに大阪市の専門学校に通う20代の男性の4人は、先に感染が判明した女子中学生と同居する50代の女性と一緒に、岩出保健所管内で開かれた親族の集まりに参加し、飲食をともにしていました。この集団の感染者は5人ですが、同居家族が含まれているため、現状ではクラスターに認定されません。
和歌山市に住む50代の自営業の女性と50代の無職の男性の2人は、県内21例目のクラスターとなった和歌山市のバー「DAY BREAK(デイ・ブレイク)」の来店客で、この2人を含めて感染者11人のクラスターとなりました。県は、引き続き、今月8日から11日までの来店客に対し、保健所に連絡するよう呼びかけています。
また、和歌山市に住む就学前の女の子は、今月20日から発熱や咳などの症状があり、医療機関を受診して検査の結果、陽性が確認されました。同居する就学前の男の子も陽性が判明し、保健所が、2人の通う保育施設の幼児41人と、施設の職員5人のあわせて46人の検査を進めています。このきょうだいの両親は、検査で陰性が確認されています。
このほか、新宮保健所管内在住で串本警察署の地域課に勤務する30代の男性警察官は、今月21日から咳が出始め、22日には、発熱や全身の倦怠感などの症状が出たため、医療機関を受診し、感染が判明しました。この男性警察官は、県外へ出かけていませんが、職務上、町民や県外の人と接する機会はあるということで、保健所が調査を進めています。
感染拡大を把握するための指標の一つ、直近1週間の人口10万人あたりの新規陽性者数は、きょう現在、和歌山市で22・2人、県全体では13・7人となり、きのうよりやや上がっていて、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は「濃厚接触者が感染する一方、まったく新たな感染も確認されているので、数値が上がったり下がったりする状況は続く」と述べ、感染防止対策の徹底を呼びかけました。
きょう新たに発表された17人を加えて、和歌山県内の累計の感染者数は、死亡した12人を含め992人となりました。また、新たに13人が退院したため、入院患者は145人で、このうち、人工呼吸器を装着した重篤な患者が3人、酸素投与が必要な重症患者が14人と増えています。