節分にカラフルな縁起物 熊野速玉大社で吉兆制作ピーク

2021年01月20日 19時08分

歴史・文化

新宮市の世界遺産・熊野速玉大社で、柳の小枝に色とりどりの飾りを付けた節分の縁起物「吉兆(きっちょう)」作りが、最盛期を迎えています。

きょう(20日)は、みこ2人が「もち花(ばな)」と呼ばれるピンクや黄、青などの小さな球のほか、紙製の小判やさいころなどを枝に付けて仕上げました。

吉兆は「良いことの兆し」の意味で、福の神が境内の柳に迎えられ、この木の枝を節分の日に家に飾ると幸福が訪れると古くから信仰されてきました。

神職の西村圭市(にしむら・けいいち)さんは「吉兆は、疫病を追い払うとも伝えられている。新型コロナウイルス収束の願いを込めて作った」と話していました。

大小2種類、合わせて約700本を用意し、大は3千円、小は1800円できょう(20日)から販売を始めていて、郵送でも購入することができ、熊野速玉大社、電話0735(22)2533で受け付けています。

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