熊野那智大社で節分準備「鬼面札」

2021年01月18日 18時59分

歴史・文化

2月の節分を前に、那智勝浦町(なちかつうらちょう)の世界遺産・熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)で、赤鬼と青鬼をしめ縄の中に封じ込めた絵柄のお札「鬼面札(きめんふだ)」づくりがピークを迎えています。鬼面札は、玄関や門に張る災難よけのお札で、珍しい絵図が人気となっていて、毎年、年末から予約が入っています。

神職が、那智の瀧の水ですった墨を版木(はんぎ)に付け、タテ35センチ、ヨコ45センチの画仙紙(がせんし)を乗せて一枚一枚丁寧に刷り、巫女(みこ)が「那智宮司(なちぐうじ)」の朱印(しゅいん)を押していきます。

作業にあたった神職の吉田遥紀(よしだ・はるき)さん28歳は「鬼は災いをあらわしています。新型コロナウイルスという災厄を封じ込める願いを込めて刷りました」と話しています。

熊野那智大社では、節分までにおよそ2千枚の鬼面札を刷ることにしています

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