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丹生都比売神社で五穀豊穣祈り「天野の御田祭」

2021年01月17日 17時52分

教育

かつらぎ町の世界遺産、丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)で、きょう(17日)、五穀豊穣を祈願する農耕神事「天野(あまの)の御田祭(おんだまつり)」が開かれ、マスク姿の参拝者らがユーモラスな演舞や所作に見入っていました。

これは、平安時代の田植えの儀式が始まりとされ、室町時代に現在の狂言の形式になったと伝わっています。

きょうは、神社の楼門下の舞台で、初めに面と烏帽子(えぼし)を着け、くわを持った「田人(たびと)」や、すきを担いだ「牛飼(うしかい)」が登場しました。神前に苗や稲束を供え、田作りをした後、牛や巫女姿の「早乙女(さおとめ)」などを次々と呼び、田植えから稲刈りまでの所作を狂言風の問答で演じました。

見どころは、女装した男性が演じるひょっとこ面にもんぺ姿の「田ヅ女(たづめ)」と、おたふく面に着物姿の「礼(れい)の坊(ぼう)」の登場の場面で、両者の熱演に会場は大いに盛り上がりました。

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