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初の共通テスト 県内でも4会場で実施

2021年01月16日 19時29分

教育

大学入試センター試験の後継として、初めて実施される大学入学共通テストがきょう(16日)から全国の会場で始まり、和歌山県内でも4つの会場で初日の試験が行われました。

新型コロナウイルスの感染拡大で11の都府県に緊急事態宣言が出された異例の環境の下で、本格的な入試シーズンが幕を開けました。

今回の共通テストには県内で去年の大学入試センター試験より279人少ない3396人が出願していて、和歌山市の和歌山大学、県立向陽高校、県立桐蔭高校、それに紀の川市の近畿大学生物理工学部の4つの会場に分かれて試験を受けました。

初日のきょう(16日)は、午前9時半から地理歴史・公民、国語、外国語の筆記、英語のリスニングの順に試験が行われました。

和歌山大学の調べによりますと、各科目の県内受験者数と県内の全ての志願者に対する受験率は、地理歴史・公民が2911人で受験率85・7%、国語が3026人で受験率89・1%、外国語の筆記が3051人で受験率89・8%、英語のリスニングが3047人で受験率89・7%でした。

きょう(16日)は、北海道稚内市の稚内北星学園大学(わっかないほくせいがくえんだいがく)で実施される予定だった共通テストが悪天候のため中止となっています。

また、県内では大きな混乱はなかったものの、和歌山大学で行われた英語のリスニング試験で1人が機材の不具合を申し出たため「再開テスト」の対象となり、機材を変えて同じ試験を受け直しました。

2日目のあす(17日)は午前9時半から、理科1、数学1、数学2、理科2の順で試験が行われます。

共通テストは従来に比べて思考力や判断力を問うことを重視していて、共通テストを入試に使う大学はセンター試験以降、最多の866校に上ります。

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