【新型コロナ】新たに9人感染 県内累計786人に

2021年01月12日 18時48分

福祉・医療

和歌山県はきょう(1/12)、20代から70代までの9人が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。県内で確認された累計の感染者数は786人となり、16人が退院したため、現在の入院患者は121人となっています。

県内で新たに感染が確認された9人のうち、和歌山市在住で、和歌山東警察署に勤務する20代の男性警察官は、すでに感染が確認されている和歌山市に住む20代の女性会社員と今月5日に会っていたため、きのう濃厚接触者としてPCR検査を受け、陽性が判明しました。この男性警察官は、症状が出ておらず、すでに感染が判明している3人の男性警察官と同じ和歌山東警察署の地域課に勤務しています。

和歌山市に住む70代の無職の男性は、すでに感染が確認されている80代の無職の男性と同じ和歌山市の介護サービス事業所で、デイサービスを利用していました。

また、橋本保健所管内在住で中学校に勤務する30代の男性教職員は、正月休みに大阪府の実家へ帰省したり、県外の知人らと飲食をともにしていました。男性は、今月9日から発熱や咳などの症状が出ましたが、この前日まで勤務していたため、保健所が、37人の生徒を含む40人余りのPCR検査を進めています。

また、和歌山市に住むいずれも団体職員の50代の男性と60代の女性は、今月6日に兵庫県の大学に通う20代の女性と接触していたほか、和歌山市の50代の男性会社員は、大阪府の会社に勤務していました。

このほか、いずれも和歌山市に住む40代の男性教職員と、20代の女子大学生、30代の女性会社員の3人は、和歌山市内で働いたり飲食をしたりしていました。

きょう発表された9人のうち、8人が和歌山市在住で、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「和歌山市は、感染の指標が、急激な増加を示す値を上回っていて、まだ右肩上がりになっている。ただ、和歌山市以外の圏域では、感染確認の増加が抑えられていて、少し止まってきた可能性はある」と述べた一方で、「感染が拡大している地域への不要不急の外出は控え、感染拡大地域からの来客と会う場合は、細心の注意を払ってほしい」と呼びかけました。

きょう感染が発表された9人は、全員、入院していて、無症状の1人を除いて症状は安定しています。

県内の累計感染者数は死亡した8人を含めて786人で、16人が退院したため、入院患者は現在、121人となっています。

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