和歌山県警で仕事始め式 親家本部長が年初の初訓辞

2021年01月06日 19時06分

事件・事故社会

和歌山県警察本部の仕事始め式がきょう(1/6)、県庁で行われ、去年8月に就任した親家和仁(しんか・かずひと)本部長が、年頭にあたって初めて訓辞し、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて警察の対応のあり方を見直すよう呼びかけました。

年頭の訓辞を行う親家本部長(県庁・正庁で)【和歌山県警察本部・提供】

きょう午前10時から県庁の正庁で行われた仕事始め式には、本部に所属する所属長以上の45人が出席し、親家本部長が訓示しました。

この中で、親家本部長は、「去年の刑法犯認知件数と交通事故発生件数は、いずれも大幅に減少し、19年連続の減少とすることができた」として警察官らの労をねぎらった上で、「新型コロナウイルス感染症の影響で、人々の行動様式が変化するのに伴って、犯罪や事故の発生状況にも変化がみられ、警察の対応も、従来通りでは、通用しなくなっている」と指摘しました。

幹部職員を前に訓示【和歌山県警察本部・提供】

そして、幹部職員を前に、「これまでの取り組みや対応の、意味や必要性、優先順位を見直し、これまでも推進してきた業務の合理化・効率化を一層、定着させるようお願いします」と呼びかけ、県警が掲げる「県民の期待と信頼に応える強さと優しさを兼ね備えた警察」の実践を強く求めました。

今年(2021年)は、東京オリンピック・パラリンピックの開催を前にした聖火リレーが4月に県内でも行われるほか、7月末から8月にかけて「紀の国わかやま総文2021」が、10月末から11月にかけて「紀の国わかやま文化祭2021」がそれぞれ県内で開催される予定で、県警がテロ対策や警備にあたるため、準備を進めています。

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