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【新型コロナ】新たに17人感染、1日の最多感染更新(写真付)

2021年01月05日 20時23分

福祉・医療

和歌山県はきょう(1/5)、10代の高校生から80代までの男女あわせて17人が、新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。1日に確認された感染者数としては最多で、県内の累計の感染者数は、死亡した7人を含めて678人となりました。

和歌山県の記者会見(2021年1月5日・県庁記者会見室で)

感染がわかった17人のうち、和歌山市に住む20代の男性会社員の2人は、いずれもすでに感染が判明している男性会社員の友人で、きのう濃厚接触者としてPCR検査を受け、陽性が判明しました。このうちの1人は、今月(1月)2日から鼻づまりなどの症状が出ていますが、もう1人は、無症状です。2人の男性は、先に感染が判明した友人らとともに、先月(12月)30日に和歌山市内の飲食店で開かれた中学時代の同窓会に出席し、およそ6時間にわたって酒を飲むなどしていました。同窓会に参加していた12人のうち、4人が感染したことになり、残る8人は、検査の結果、陰性となっています。

また、和歌山市に住む40代の男性会社員は、すでに感染が判明しているサービス付き高齢者住宅で働く60代の女性会社員の同僚で、きのう接触者としてPCR検査を受け、陽性が判明しました。また、この高齢者住宅を利用し、入浴介護のサービスを受けていた和歌山市在住の80代の無職の女性もPCR検査で陽性が判明しました。この2人に発熱などの症状は出ていません。

岩出保健所管内に住む60代の無職の男性は、基礎疾患の治療のため入院していた医療機関から先月28日に一時、退院し、正月を自宅で過ごしていましたが、今月1日に発熱や吐き気、全身の倦怠感や味覚・嗅覚の異常が出て3日に医療機関を受診し、感染が判明しました。この男性の関連では、同居する50代の無職の女性が今月2日から、今月1日に食事をともにした別居家族の30代の女性会社員が今月3日から、それぞれ発熱などの症状がでたため、医療機関を受診し、いずれもPCR検査で陽性が判明しました。保健所の調査で、別の別居家族が、先月30日から症状が出ていたことがわかっていて、pCR検査を進めています。

また、橋本保健所管内では、60代の女性パート職員と、同居する60代の男性会社員、それに別居家族で、県内の小学校に勤務する30代の女性教職員が新たに感染しました。60代の男性会社員は、大阪府の会社に勤めていて、保健所は、感染源の可能性があるとみて調べています。

湯浅保健所管内に住む10代の男子高校生は、今月1日以降、鼻づまりや味覚・嗅覚の異常などの症状が出たため、きのう医療機関を受診し、陽性が判明しました。男子高校生は、先月24日に京都市で行われた部活動の試合に出場していて、試合で感染者と接触していたため、きょう、京都市の保健所から湯浅保健所に連絡が入っていました。

このほかにも、きょうは、いずれも和歌山市に住む20代の女性会社員、70代の無職の女性、20代のアルバイトの男性、大阪市在住で和歌山市に帰省していた20代の男子大学生、さらに岩出保健所管内に住む20代の男性会社員と、田辺保健所管内に住む50代の無職の女性も新たに感染が発表されています。

きょう感染が発表された17人は、全員、入院していて、無症状の3人を除いた14人の症状は安定しています。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「いまは、年末年始に帰省した人や、行動が活発な若者の間で感染が拡大していて、感染者数が急増している状況。医療機関の負担も増している中で、年末年始は、複数が集まって会食する時期だが、いまはとにかく控えてほしい」と呼びかけました。

連日、県民に呼びかける野尻技監

きょう感染が発表された17人は、1日あたりの感染発表数としては、11月19日の15人を上回り、47日ぶりに最多を更新しました。

新たな感染者の居住地域は、和歌山市在住が7人、岩出保健所管内が4人、橋本保健所管内が3人、湯浅保健所管内と田辺保健所管内、それに大阪市在住が1人ずつで、県内の累計の感染者数は、死亡した7人を含めて678人となりました。

また、現在、入院しているのは83人で、入院患者の数もこれまでで最多となっています。

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