【新型コロナ】新たに2人感染 県内感染者598人に
2020年12月28日 17時37分
和歌山県は、きょう(12/28)、新たに、いずれも県外に住む10代の男性大学生と80代の無職の男性のあわせて2人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。これで、県内の累計の感染者数は、死亡した7人を含め、598人となりました。
新たに感染がわかった2人のうち、80代の無職の男性は、兵庫県に住んでいますが、時折、家族の仕事の関係で和歌山県を訪れていて、おととい(12/26)県内を訪れた際、溝に落ちて転倒し、病院に救急搬送されました。このとき、発熱や咳、呼吸困難の症状があったため、新型コロナウイルスの抗原検査を行ったところ、陽性が判明し、別の病院に入院した後、PCR検査で陽性が確認されました。男性は酸素投与が必要な重症で、家族によりますと、今月25日から全身の倦怠感を訴えていたということです。
一方、10代の男子大学生は、今月24日に京都市から、実家のある田辺保健所管内へ高速バスで帰省していましたが、おとといになって、39度を超える発熱や頭痛、全身の倦怠感などの症状が出て医療機関を受診し、PCR検査で新型コロナウイルスの感染が判明しました。この男性は、帰省した後、友人らと会っていて、県が接触者のPCR検査を進めています。
県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「感染が拡大している他府県から帰省した人で、体調の悪い人は、熱がなくてもすぐに医療機関を受診してほしいし、受診するため以外の外出は控えてほしい。また、(無症状の人もいるので)家族で鍋を囲むなどの飲食はなるべく控えてほしい」と呼びかけました。
きょう新たに2人の感染が判明したことで、県内の累計感染者数は、死亡した7人を含め、598人となりました。また、きょう8人が退院したため、現在入院しているのは、21人となっています。