【新型コロナ】あらたに5人の感染確認・累計578人に(写真付)
2020年12月21日 10時13分
和歌山県は、きょう(20日)あらたに、県内の20代から70代の男女5人が、新型コロナウイルスに感染したことを明らかにしました。これで累計の感染者数は578人となりました。
新たに感染が確認された5人のうち、岩出保健所管内在住で20代の会社員の男性は、先に感染がわかった50代女性の同僚の20代女性の同居家族で、今月(12月)9日に濃厚接触者として受けた検査では陰性でしたが、きのう(19日)になって発熱やノドの痛み、関節筋肉痛などの症状があらわれたため、再度、医療機関で検査した結果、きょう陽性が判明し、入院しました。症状は安定しています。
和歌山市在住で20代のアルバイトの男性は、おととい(18日)から発熱やせき、鼻水・鼻づまり、全身の倦怠感や結膜炎の症状があらわれ、きのう医療機関で受けた検査で陽性が判明し、入院しました。症状は安定しています。男性は今月16日に、友人2人と県内で食事をし、このうち友人1人に症状が現れていて、県では友人と男性の同居家族にPCR検査を行っています。
和歌山市在住で50代の自営業の女性は、今月17日からきのうにかけて、せきや発熱、全身の倦怠感があらわれ、医療機関で検査した結果、抗原とPCRの検査でいずれも陽性となり、きのう入院しました。症状は安定しています。県では同居家族2人と職場の4人にPCR検査を行っていて、このうち同居家族1人の陰性を確認しています。なお、女性は発症前に県外へ出掛けた形跡はないということです。
岩出保健所管内在住で30代の男性会社員は、きのうから発熱やせき、頭痛、全身の倦怠感、関節筋肉痛などの症状が一気にあらわれ、医療機関で抗原検査とPCR検査の両方で陽性が確認され、きょう入院し、症状は安定しています。男性に県外へ外出した形跡は無く、県では同居家族3人にPCR検査を行っています。
岩出保健所管内在住で自営業の70代の男性は、今月12日から、せきや関節筋肉痛、のどの違和感、口の渇きなどの症状があらわれ、今月16日に医療機関で受けた抗原検査では陰性でしたが、症状がおさまらず、きのう改めて医療機関を受診したところ、レントゲンで肺炎像が確認されたため入院し、PCR検査で、きょう陽性反応が出ました。男性は酸素投与を受けていて重症です。
和歌山県内の感染者数は、死亡した7人を含めて578人となりました。
一方、きょう5人が退院し、現在入院しているのは32人となっています。このうち、2人がICUで人工呼吸器を装着する重篤の状態、5人が酸素投与を受けている重症となっています。