万博関連の情報<発信:和歌山県>

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特殊詐欺被害防止へ県警察が関係団体と連携(写真付)

2020年12月15日 20時16分

事件・事故政治経済

特殊詐欺の被害防止に取り組んでいる和歌山県警察本部は、きょう(15日)、新たに作成した啓発グッズを郵便局のATMに設置し被害防止をアピールしました。

新たに作成されたのは「特殊詐欺被害防止広報大使」に委嘱されている和歌山県住みます芸人、「わんだーらんど」の写真が入った「スイングポップ」と呼ばれる啓発グッズで、きょう午前、和歌山中央郵便局前で県警察本部生活安全企画課の高砂浩之(たかす・ひろゆき)参事官から、ゆうちょ銀行和歌山店の黒田士朗(くろだ・しろう)店長に贈呈されました。

このあと、県警察のマスコットキャラクター「きしゅうくん」がゆうちょ銀行和歌山店のATMにわんだーらんどの「スイングポップ」を掲示しました。この「スイングポップ」は和歌山県内すべての郵便局にある、およそ270台のATMにきょうから掲示されています。

この啓発活動にあたって、県警察本部生活安全企画課の高砂参事官があいさつし、「被害者は70歳以上の高齢者が約8割を占めており、その中でも特に女性の被害が多い」と呼びかけました。

あいさつする県警生活安全部の髙砂参事官

県警察本部生活安全企画課によりますと、県内で発生した特殊詐欺は、未払いの料金があるなどと嘘を言って金を騙し取る手口と、警察官や金融機関の職員等をかたって、キャッシュカードを騙し取る手口が全体の9割を占めています。

また、今年11月末現在、県内で27件の特殊詐欺事件が発生しており、件数は去年の同じ時期より17件減っている一方で、被害額はおよそ1億4600万円で、去年の同じ時期よりおよそ6900万円増えているということです。

県警では、特殊詐欺防止のため、被害者宅への訪問指導を強化しているほか、防犯アドバイザーによる出前講座の実施や、マスメディアなどを利用した広報啓発、郵便局やコンビニエンスストアでの水際対策の強化に取り組むことにしています。

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