県議会・ロケット産業の今後について
2020年12月11日 19時27分
串本町(くしもとちょう)の小型ロケット発射場整備に関連して、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「宇宙関連ビジネスを出来るだけ発射場の周辺に集めて発展させたいが、県外の他の地域も気づき始めていて、東京の外縁的な拡散にとどまらないよう、全力を挙げたい」と意気込みを示しました。
きょう(11日)開かれた12月定例県議会の一般質問で、改新クラブの片桐章浩(かたぎり・あきひろ)議員が、人工衛星や通信携帯端末、半導体など、関連する宇宙ハイテク産業を小型ロケット発射場周辺に集積させる企業誘致を求めました。これに対し、仁坂知事はその重要性に理解を示したうえで「首都圏などの他地域も気づき始めていて、東京の外縁的な拡散にとどまらないよう、全力を挙げたい」と答えました。
このほか、きょうの一般質問では、共産党県議団の奥村規子(おくむら・のりこ)議員が新型コロナウイルス感染症対策に関連して、医療従事者の心理的負担軽減に対する県の支援などについて、自民党県議団の北山慎一(きたやま・しんいち)議員が県内修学旅行の実施を活かした取組みなどについて、自民党県議団の森礼子(もり・れいこ)議員が高校受験生の私立高校進学への応援などについて、それぞれ県当局の考えをただしました。
一般質問は、きょうで終了し、今月(12月)14日からは常任委員会での審議が行われます。和歌山放送ラジオでは、きょうの県議会・一般質問のもようを、午後9時半から、録音ダイジェストでお伝えします。