田辺市稲成町の川で魚が大量にへい死
2020年12月11日 19時26分
けさ(11日)田辺市稲成町(いなりちょう)を流れる荒光川(あらびかかわ)と稲成川(いなりがわ)の合流地点付近で、オイカワの稚魚およそ1万匹などが死んでいるのが見つかりました。和歌山県が調査したところ原因は不明としていますが、現場付近の水質に異常は無く、水道や水源、農業への影響もないということです。
県・環境管理課によりますと、きょう午前8時半ごろ、田辺市稲成町の荒光川と稲成川の合流地点で魚が大量に死んでいると付近の住民から田辺保健所に通報がありました。
保健所の職員が確認したところ、荒光川にかかる小家川橋(こやがわばし)から、稲成川にかかるJR紀勢線の橋の下流付近までのおよそ1キロの範囲で、体長1センチから4センチのオイカワの稚魚およそ1万匹が死んでいたほか、オイカワの成魚およそ100匹や、ウナギの稚魚およそ10匹も死んでいました。
なお、現場付近では、オイカワやコイ、ナマズの生息が確認されていて、川の水に濁りや変色、においなどはなく、水質は中性で、酸素量も通常でした。
県では、原因は不明としていますが、水道や水源、農業への影響はないと判断しました。