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【鳥インフル】紀の川市養鶏場の6万7千羽殺処分完了

2020年12月11日 19時28分

政治

紀の川市の養鶏場で飼育されている鶏から高い病原性の鳥インフルエンザが検出され、きのう(10日)から、飼育されている6万7千羽あまりの鶏の殺処分を行っている和歌山県は、当初の予定より1日早く、きょう(11日)午前8時前に、すべての鶏の殺処分を完了したと発表しました。

県では、きのう対策本部を開設し、1日4交代で常時、県の職員およそ150人と、陸上自衛隊第37普通科連隊の130人のあわせておよそ280人体制で、きのう午前9時から、紀の川市の養鶏場の鶏6万7580羽の殺処分を開始しました。

殺処分は、あすの午前9時に終了する予定でしたが、作業が早く進み、開始からおよそ23時間後のきょう午前7時54分、予定より1日早く完了しました。県では処分した鶏を焼却する予定ですが、処理を開始する時期は調整中です。

今後は、養鶏場内に残された卵や飼料、鶏糞など汚染物の処理や農場の消毒といった必要な防疫措置を、あさって(13日)の午後9時までに完了する予定です。

鳥インフルエンザが発生した養鶏場から半径10キロ以内では、7か所の養鶏場でおよそ2万3千羽が飼育されていて、県は、国の指針に基づき半径10キロを制限区域とし、鶏や卵などの移動や、区域外への搬出を制限しています。

殺処分の完了後、一定の期間をおいて養鶏場にウイルスがなくなったか確認し、さらに搬出制限と移動制限の区域を段階的に解除する方針で、来年(2021年)1月4日の午前0時までには、すべての制限が解除される見通しです。

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