【新型コロナ】新たに10人感染 県内感染者538人に(写真付)

2020年12月10日 19時54分

福祉・医療

和歌山県はきょう(12/10)、20代から80代までの男女10人が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。これで県内の累計感染者数は、死亡した7人を含めて538人となり、現在、入院しているのは75人となっています。

記者会見する県福祉保健部の野尻技監

きょう感染が発表された10人のうち、岩出保健所管内に住む40代の男性会社員と橋本保健所管内在住でデイサービス事業所で看護師として働く30代の女性は、いずれも、きのうクラスターとなった県立医科大学付属病院紀北分院の看護師の同居家族です。

和歌山市に住む60代の男性医師と50代の女性医師、20代の女子大学生の3人は、きのう感染発表された医療法人役員の女性の同居家族で、60代の医師は、同じ医療法人の病院で働いています。この同居する家族4人は、今月5日に鍋料理を囲んで会食していて、県は、この時、感染が広がったとみています。

和歌山市に住む20代の無職の女性は、先に感染が判明した大阪市内の警察署に勤務する男性の同居家族で、濃厚接触者として検査を受け、陽性が判明しました。

また、和歌山市に住む80代の無職の男性は、先に感染が判明した同居家族の女性が、クラスターとなったメリーマートの関連会場を訪れていました。

岩出保健所管内に住む80代の男性会社員は、医療機関の集中治療室で酸素投与の治療を受けていて、重症です。

橋本保健所管内に住む70代の無職の女性は、先月20日から23日まで女性の自宅を訪れていた大阪府の別居家族が、新型コロナウイルスに感染したという連絡を今月2日に受けていましたが、6日に発熱などの症状が出たあと、8日になって保健所に相談し、医療機関を受診していました。

和歌山市に住む50代の女性会社員は、今月2日から38度の発熱が続いていましたが、8日まで医療機関を受診していませんでした。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「2日に会社を早退した後、勤務しておらず、かなりしんどかったと思うので、我慢せずに早く医療機関を受診してほしい」と呼びかけました。

和歌山県内で確認された新型コロナウイルスの累計感染者数は、これで死亡した7人を含めて538人となりました。

きょう6人が退院したため、現在、入院しているのは75人で、このうち、1人が人工呼吸器を装着した重篤の状態、8人が酸素投与の必要な重症です。

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