【新型コロナ】高野町で新型コロナ感染者等の差別偏見防止条例制定へ
2020年12月11日 19時18分
新型コロナウイルスの感染者に対する差別や誹謗中傷をなくすための条例案がきのう(10日)、高野町議会の12月定例会で追加提案されました。 条例が制定されれば、和歌山県内の市町村では初めてとなります。
この条例は、新型コロナウイルス感染症に関連した 誹謗中傷や差別による人権侵害を防ぐとともに、町民一人ひとりが思いやりの心を持ち、互いに支え合う住みよい地域社会を実現しようと、高野町が町議会に提案したものです。
この条例案は、きのう(10日)の町議会で審議される予定でしたが、近隣地域で新型コロナウイルス感染者が急増していることへの対応のために、定例会は14日に延期されました。
高野町では、町内で新型コロナウイルスの感染が確認されていない一方で、多くの観光客が訪れることから不安を抱く町民もいて、条例制定の背景となっています。
町の担当者は「条例の制定により、町が一致団結し差別や誹謗中傷の解消に取り組み町民の人権を守っていきたい。」としています。