和歌山県内南北の特産品をスイーツBOXに・クラウドファンディングで出資者募集へ
2020年12月09日 19時37分
和歌山県内の12の食品事業者が、果物や魚などの特産品を原料にそれぞれオリジナルスイーツを開発し、統一したボックス型のパッケージで販売するため、今月(12月)15日からクラウドファンディングを始めます。
これは、安珍清姫(あんちん・きよひめ)伝説で知られる日高川町(ひだかがわちょう)の道成寺(どうじょうじ)の門前で、食事処や土産物の販売を展開している有限会社あんちんが中心となり、県内12の食品事業者に呼び掛けて、梅やみかん、しらす、紀州備長炭(びんちょうたん)などの特産品を原料にしたスイーツを開発し、統一したボックス型のカラフルなパッケージに詰めて共同で販売し、和歌山の発信につなげようという取り組みです。
みなべ町の梅加工業者は青梅(あおうめ)のスイートケーキ、湯浅町(ゆあさちょう)の養鶏場は「紀州鴨(きしゅうがも)」のサブレ、太地町(たいじちょう)の業者はくじらクッキーなど、オーソドックスなものから、意外なマリアージュを楽しめるものまで、県内南北の特産品を味わえる素敵な土産物に仕上がっています。
有限会社あんちんの石倉大裕(いしくら・としひろ)専務は「コロナ禍で観光客が激減して大変ななか、事業者がアイデアを出し合い、デザインを統一した特産品スイーツボックスを企画しました。百戦錬磨の職人たちが作り上げた絶品ばかりです」と胸を張っています。
12の事業者は、今月(12月)15日からインターネットのクラウドファンディングを通じて出資を募る予定です。