【新型コロナ】新たに9人感染 県内感染者516人に(写真付)

2020年12月08日 19時07分

福祉・医療

和歌山県はきょう(12/08)、10代から80代までの男女9人が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。これで県内の累計感染者数は、死亡した7人を含めて516人となり、現在、入院しているのは65人となっています。

記者会見する県福祉保健部の野尻技監

きょう感染が発表された9人のうち、岩出保健所管内に住む80代の自営業の女性は、クラスターとなった岩出市高塚の「株式会社メリーマート岩出会場」を利用し感染した女性の知人で、日頃から食品の受け渡しなどで接触があったということです。

また、岩出保健所管内に住む80代の無職の男性は、メリーマート岩出会場を利用していましたが、すでに同居家族が感染しているため、クラスターには含まれず、このクラスター関連の人数は19人のままです。

このほか、和歌山市在住で県内の専門学校に通う20代の男性と御坊保健所管内在住で県内の専門学校に通う10代の男性の2人は、それぞれ、すでに感染が判明している人の同居家族で、2人とも、2度目のPCR検査で陽性となりました。

残る5人のうち、湯浅保健所管内在住で、和歌山市の会社に勤務する30代の男性会社員は、何度も大阪府に仕事で出かけていたほか、和歌山市に住む20代の男性は、大阪市内にある大阪府警の警察署に勤務していました。また、和歌山市在住の30代の女性は、大阪府内の小学校に勤務する教職員で、和歌山市に住む50代の女性は、市内の会社に勤務していますが、仕事や私用で大阪府に出かけていました。岩出保健所管内の60代の男性は、県内の病院に事務職として勤務していました。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、濃厚接触者からの感染ではない事例が増えていることに危機感を示し、「基本的な感染予防対策を行い、特に大阪市や大阪府に出かけるのは、極力自粛してほしい。また、重症化する高齢者が増えてきているので、高齢者が、屋内で人が密集するところへ出かけるのは控えてほしい」と呼びかけました。

和歌山県内で確認された新型コロナウイルスの累計感染者数は、これで死亡した7人を含めて516人となりました。きょう15人が退院したため、現在、入院しているのは65人で、このうち、1人が人工呼吸器を装着した重篤の状態、5人が酸素投与の必要な重症です。

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