【新型コロナ】12月県議会・感染防止の意識付けの条例制定はどうか
2020年12月08日 19時05分
12月定例和歌山県議会は、きょう(8日)から一般質問が始まり、議員からは、第3波が襲来している新型コロナウイルスへの対応に関する質問が県当局に相次いで寄せられました。
このうち、公明党県議団の岩井弘次(いわい・ひろつぐ)議員は「近ごろ、コロナ疲れというよりは、悪い意味でのコロナ慣れが起きていないか」と指摘し、県民に、改めて感染防止の意識付けをするための条例の制定を求めました。
これに対し仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「条例制定は、県民の権利の制限や義務を課すときに必要なものと考え、例えば手洗いの励行などは、それほどの事ではないと思う」と否定的な考えを示しました。
しかし、新型コロナウイルスに関するいじめや誹謗中傷については「いかなる人にも絶対にしてはいけないし、もしそのような事が起こったら、行政が指導措置できるようにしなければならない」と述べ、改めて、今の議会に、新型コロナウイルスの誹謗中傷を禁止する条例案を提出していることを強調し、感染状況にあわせて臨機応変に感染予防の呼びかけを続ける考えを示しました。
新型コロナウイルス関連では、日本維新の会の林隆一(はやし・りゅういち)議員がPCR検査体制の充実を県当局に求めました。
このほか、きょうの一般質問では、自民党県議団の中本浩精(なかもと・こうせい)議員が来年度(2021年度)の県の新政策などについて、自民党県議団の坂本登(さかもと・のぼる)議員がこれからの県立高校の在り方などについて、それぞれ県当局の考えをただしました。
和歌山放送ラジオでは、きょうの県議会・一般質問のもようを、午後9時半から録音ダイジェストでお伝えします。