ブラジリアン柔術・昇格者に手荒い「帯たたき」の祝福(動画・写真付)

2020年12月07日 19時26分

スポーツ

和歌山市内の柔術の道場で、このほど(4日)昇格者への一風変わった祝福のセレモニーが行われました。

昇格者の背中を道着の帯でたたく「帯たたき」のセレモニー(12月4日・和歌山市吹屋町「G-FREE」)

今月(12月)4日のよる、和歌山市吹屋町(ふきやちょう)の格闘技道場「G-FREE(ジー・フリー)」でブラジリアン柔術を習っている男性2人が青帯から紫帯に昇格し、仲間から祝福を受けました。その際、昇格者は上半身裸になり、仲間がひとりひとり道着の帯で昇格者の背中を勢いよく叩く「帯たたき」を行うことがこの道場の慣例となっていて、ブラジリアン柔術の本場・ブラジルなどで遊びで行われたのが起源とされています。

ブラジリアン柔術では入門者は白帯でスタートし、試合の成績や稽古(けいこ)の期間などから上級者が昇格を判定する仕組みで、昇格すると、帯の色が白から青、紫、茶と変わって、最高位が黒帯となります。

昇格して紫帯になった宮本さん(前列左)と犬尾さん(同右)(12月4日・和歌山市吹屋町「G-FREE」)

晴れて紫帯を取得し仲間の手荒い祝福を受けた、和歌山市の会社員・犬尾隆浩(いぬお・たかひろ)さん35歳は「6年前に知人の誘いで柔術を始めました。青帯の時に初めて帯たたきを受けて驚きましたが、自分自身に向き合ってステップアップでき、身体の使い方も上手くなってきたので、これからも続けたいです」と話しています。

同じく紫帯を取得した和歌山市の眼科医・宮本武(みやもと・たけし)さん49歳は「高校・大学と柔道をしていましたが、ブランクが空き、5年前、知人を通じて柔術を始めました。年齢や帯の色に合わせた試合に取り組めて、健康維持にも役立つので楽しく続けています」と充実した表情を見せていました。

和歌山市吹屋町のG-FREEでは、柔術やキックボクシング、総合格闘技などが学べ、子どもから中高年まで男女や経験を問わず、入門者や見学・体験者を随時募集しています。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55