「鳥獣集中捕獲」決起集会、田辺市で開催(写真付)
2020年12月06日 17時44分
農作物に大きな被害をもたらすイノシシやシカを駆除するための「集中捕獲キャンペーン」和歌山県決起集会が、きょう(6日)、田辺市の武道館で開かれ、二階俊博(にかい・としひろ)自民党幹事長や和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事、それに、地元猟友会のメンバーらが出席しました。
会では、主催者を代表して、県猟友会の尾上貞夫(おのうえ・さだお)会長が「農家から、鳥獣被害が減らないという声が多い。猟友会は、国や県、市町村と協力して、イノシシやシカの捕獲に全力を挙げていきたい」と決意を語りました。
仁坂知事は「知事になって14年になるが鳥獣被害の危機感が一層強まっている。猟友会の皆さんの協力を得て、年間1万7千頭の捕獲を目指したい」と述べました。
また、鳥獣捕獲緊急対策議員連盟会長の二階幹事長は「東京で開いた集会より盛大になった。それは和歌山県の鳥獣被害が深刻ということで、猟友会の皆さんと一体となって徹底的な捕獲・駆除に取り組んでいただきたい」と参加者を激励しました。
決起集会には、大日本(だいにほん)猟友会の佐々木洋平(ささき・ようへい)会長や、JA全中の中家徹(なかや・とおる)会長らも出席しました。
鳥獣被害は、全国的に大きな問題で、国は3年後の2023年度までにイノシシやシカを半減させる目標を掲げています。