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【新型コロナ】新たに7人感染、自宅会食でクラスター(写真付)

2020年12月03日 19時37分

福祉・医療

和歌山県はきょう(12/03)、20代から70代までの男女7人が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。きょうの感染発表を受けて、20代の大学生ら6人による会食が県内14例目のクラスターとなり、県内の累計感染者数は死亡した6人を含めて478人となりました。

和歌山県の記者会見

きょう感染が発表された7人のうち、海南保健所管内在住で県内の大学に通う20代の男性と、いずれも和歌山市在住で大阪府の大学に通う20代の男性と県内の大学に通う20代の女性、それに大阪市の専門学校に通う20代の女性のあわせて4人は、そろって先に感染が確認された和歌山市在住で県内の大学に通う10代の男性ら2人と一緒に、先月24日の午後6時から5時間にわたり、10代の男性の自宅で、ゲームをしたり、鍋をつついて会食していました。この会食に参加した6人全員が新型コロナウイルスに感染していたことがわかり、県は、この集団を県内14例目のクラスターと認定しました。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「新型コロナウイルスは、発症する前でも感染するので、会食した際、無症状でも感染する可能性があることを十分認識し、家族や職場で感染を広げないためにも、できれば、こうした家族以外の大人数での会食はやめていただきたい」と呼びかけました。

友人同士の会食の自粛を呼びかける野尻技監

また、この会食に参加していた和歌山市に住む20代のアルバイトの男性の同居家族で、40代の介護士の女性が濃厚接触者として検査を受け、感染が判明しました。女性は、障害者の入所施設で働いていて、県は、念のため、施設の入所者らおよそ80人のPCR検査を進めています。

このほか、和歌山市に住む70代の無職の女性は、先月24日から27日にかけて毎日、きのう感染が発表された60代の女性ヘルパーによる訪問介護を受けていました。

また、和歌山市に住む50代の無職の女性は、同居家族の感染で検査を受け、陽性が判明しました。

きょう感染が確認された7人は、いずれも入院していて、このうち、3人は症状が出ておらず、4人の症状は安定しています。

和歌山県内で確認された新型コロナウイルスの累計感染者数は、これで死亡した6人を含めて478人となり、きょう5人が退院したため、現在、入院しているのは、74人となっています。

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