和歌山市立松江小学校でジビエの授業(写真付)
2020年12月02日 18時10分
和歌山市立松江小学校で、きょう(2日)「わかやまジビエ」について学ぶ特別授業が行われました。
これは、県内の児童への食育の一環として和歌山県が2017年度から毎年行っているもので、県内で捕獲されたシカやイノシシの肉を適切に加工した高品質のブランド肉「わかやまジビエ」の消費拡大や、鳥獣による農地や山林への被害、命の大切さなどについて、県の職員らが子どもたちに教えています。
きょう午後、松江小学校で行われた特別授業では、県・畜産課の池田晴佳(いけだ・はるか)副主査が講師となり、4年生の児童およそ70人に、県内の鳥獣害による被害額が毎年3億円台で推移していることや、狩猟で捕獲されたジビエを美味しく頂くことの大切さなどを説明しました。
給食の時間ではイノシシ肉のソーセージが入ったシチューが出され、児童らは「美味しい」「歯ごたえがしっかりしている」「被害額が年間3億円もあるなんて驚いた」などと感想を言いながら味わっていました。
講師を務めた県・畜産課の池田副主査は「子どもたちには、鳥獣害の深刻さや、命を大切に頂くことへの理解を深めてもらえたら嬉しいです」と話しています。