海南市長、5選出馬へ 市議会一般質問で決意表明(写真付)
2020年12月01日 19時45分
海南市の神出政巳(じんで・まさみ)市長は、きょう(12/1)、来年4月に任期満了を迎える海南市長選挙に5期目を目指して出馬する考えを明らかにしました。
これは、きょう開かれた海南市議会11月定例会の一般質問で、宮本勝利(みやもと・かつとし)議員の質問に答えて述べたものです。
神出市長は69歳で、海南市議会議員や県議会議員を経て2002年の旧海南市の市長選挙で当選した後、旧下津町と合併した2005年の市長選挙でも当選し、新しい海南市の初代市長となりました。そして、その後の選挙を含めてすべての選挙を無投票で当選しています。
きょうの一般質問で、5期目を目指して次の市長選挙に出馬する考えを表明した神出市長は、その後の記者会見で、「宮本議員は、政治の師匠で、質問を聞いていて、いろいろ思い出しました。市長の在任期間が長期に及んでいて、来年3月で70歳になるので、悩みましたが、職員とも話をする中で、先の見えにくいコロナ禍の中、市政を継続していくべきとなり、出馬表明することにしました」とした上で、新型コロナウイルスの感染拡大防止に対応した避難所の運営や事前復興計画づくりなど防災対策に最優先で取り組む考えを示しました。
また、神出市長は、「今年6月に全国市長会の副会長職を断った時点で、就活に入ろうと思っていましたが、後継の副会長が市長選挙で落選し再び登板することになる中、新型コロナウイルスの感染拡大が、11月に入って海南市にも迫ってきたので、幹部職員にも力を貸してほしいと頼んで、続投を決めた」とも話しました。
海南市長選挙への立候補を表明したのは、神出市長が初めてです。
海南市長の任期は、来年4月23日に満了を迎えますが、市長選挙の日程はまだ決まっていません。
きょう(12月1日)現在の海南市の選挙人名簿登録者数は4万3319人です。