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【新型コロナ】新たに14人感染、クラスター認定2例(写真付)

2020年11月27日 19時29分

福祉・医療

和歌山県はきょう(11/27)、新たに10代から60代までの男女14人が、新型コロナウイルスに感染したと発表しました。国道の改良工事を行っている民間業者の宿舎であわせて10人の感染者が出たため、クラスターになったほか、すでに5人の感染が確認された和歌山市での会議もクラスターと認定されました。県内の感染者数は、これで428人となりました。

和歌山県の記者会見

きょう感染が発表された14人のうち、9人は、紀美野町の国道370号道路改良工事に従事する作業員で、10代から60代までの男性会社員です。9人は、全員、工事を受注した会社が所有する宿舎で生活していて、トイレや浴室を共用で使用していたほか、食堂を利用していました。

県は、宿舎以外から工事現場に通っていた社員についてもPCR検査を行っていますが、これまでのところ、感染したのは、すべて宿舎で生活していた社員となっています。きょう感染が発表された社員9人のうち、4人が、きのう感染が発表された社員より早く発症していて、大阪市で研修を受けるなど、いずれも発症するまでに県外へ出かけていました。

県は、10人の感染が確認されたこの宿舎をクラスターと認定しました。

また、県はきょう、すでに5人の感染が判明している今月9日に和歌山市で開かれた会議についてもクラスターと認定しました。これで、県内で発生した新型コロナウイルス感染症のクラスターは、12例目となりました。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「クラスターとなった会議は、16人収容可能な部屋で、10人が参加して行われた。窓を開けていたが、ドアを開けておらず、換気が不十分だった。ドアを開けることができないなら、2倍以上の人数を収容できる広い部屋で間隔を空けて実施してほしい」と呼びかけました。

換気の徹底を呼び掛ける野尻技監

このほか、きょう感染が判明した和歌山市に住む20代の保育士と無職の女性は、きのう感染が判明した女性会社員とともに今月21日にドライブに出かけて昼食をともにしていました。

また、和歌山市に住む50代の男性会社員と女性パート職員の夫婦は、いずれも今月22日から発熱や全身倦怠感などがあり、24日に医療機関を受診して感染が判明しました。

きょう新たに14人の感染が判明したことで、県内で確認された新型コロナウイルスの感染者数は、死亡した6人を含めて428人となりました。また、きょう新たに12人が退院したため、現在、入院しているのは、79人となっています。

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