【新型コロナ】県内で2人死亡、新たに6人感染(写真付)

2020年11月26日 19時07分

福祉・医療

和歌山県はきょう(11/26)、新型コロナウイルスに感染して入院していた80代の2人の男性が入院先の病院で死亡したと発表しました。県内で感染者が死亡したのは、8月10日以来で、死者は6人となりました。一方、県は、きょう新たに20代から60代までの男女6人が、新型コロナウイルスに感染したと発表し、県内の感染者数は414人となりました。

和歌山県による記者会見

亡くなったのは、橋本保健所管内に住む80代の無職の男性2人で、このうち1人は、今月8日にのどに違和感が出て食欲がなくなり、その後、同居家族の新型コロナウイルス感染がわかり、濃厚接触者としてPCR検査を受け陽性が判明しました。その後、症状が悪化して酸素投与を受け、今月12日からは、さらに集中治療室で人工呼吸器を装着していましたが、きのう午後4時3分、死亡しました。

もう1人は、クラスターとなった橋本保健所管内で開催のカラオケ大会に参加した男性で、今月17日に全身の倦怠感が出て20日に発熱し、検査の結果、新型コロナウイルスへの感染がわかり、入院しましたが、22日になって症状が悪化し、酸素投与を受け、さらに転院して治療を受けていましたが、急速に症状が悪化し、きょう午前4時38分、死亡しました。

死因は、いずれも新型コロナウイルス感染症でした。

県内で新型コロナウイルスの感染者が死亡するのは、8月10日以来、およそ3カ月半ぶりです。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、2人が死亡した要因について、「2人とも高齢で、重症化しやすい基礎疾患を持っていた」と指摘し、ほかにも該当する感染者がいることから注意深く治療にあたる必要性を強調しました。

一方、きょう感染が発表された6人のうち、湯浅保健所管内に住む50代の無職の女性は、和歌山市で開かれた会議に出席して感染が判明した50代男性の同居家族です。

また、田辺保健所管内に住む60代の無職の男性は、田辺市の飲食店で会食した7人のうちの1人で、これでこの飲食店で会食した4人が感染したことになりました。

橋本保健所管内の50代の男性派遣社員は、クラスターが発生したカラオケ大会に参加した80代女性の同居家族ですが、カラオケ大会には参加していませんでした。

このほか、海南保健所管内在住の20代の男性会社員は、おととい、味覚と嗅覚に異常が出て医療機関を受診し、きょう感染が判明し入院しました。男性は、同じ宿舎におよそ40人の同僚とともに生活していて、県が濃厚接触者として検査を進めています。

また、和歌山市に住む20代の女性会社員と岩出保健所管内に在住の20代の女性会社員も感染が判明しましたが、20代の男性会社員を含めて県外へ出かけたことは確認されておらず、県は、職場や同居家族らを調査しています。

県内で確認された新型コロナウイルスの感染者数は、これで死亡した6人を含めて414人となりました。また、きょう新たに4人が退院したため、現在、入院しているのは、77人となっています。

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