関西広域連合・仁坂知事が新連合長に

2020年11月25日 19時43分

政治

和歌山県をはじめ、関西と周辺の府県や政令指定都市が加盟する広域的な行政機構「関西広域連合」の新しい連合長を決める選挙が、きょう(25日)大阪市で行われ、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事70歳が選出されました。

関西広域連合は、2010年12月、府県を超えた課題に一体となって取組むため、奈良を除く関西2府3県と鳥取・徳島の両県で発足し、のちに大阪・堺・京都・神戸の政令指定都市が、そして2015年には奈良県も加わりました。

発足当時から兵庫県の井戸敏三(いど・としぞう)知事75歳が広域連合長を、和歌山県の仁坂知事は井戸知事の指名で副広域連合長をそれぞれ務めていて、2011年の東日本大震災や去年(2019年)の台風19号では、広域連合の府県ごとに被災地を支援する「カウンターパート方式」を先導したほか、国の省庁の出先機関移転の働きかけや、ワールドマスターズゲームズ関西の誘致など、地方創生に向けた取組みを行っています。

きょう午後、大阪市北区のグランキューブ大阪で開かれた第124回広域連合委員会で、5期10年務め、来月(12月)3日で任期満了を迎える井戸広域連合長の後任を決める選挙が行われ、仁坂知事が次の連合長に選出されました。

仁坂知事は記者会見で「この先、地方分権や統合をどう進めるのか、広域連合で話し合ってまとめたい」と抱負を語りました。任期は来月4日からの2年間です。

また仁坂知事は、次の副連合長に京都府の西脇隆俊(にしわき・たかとし)知事を指名する考えを示しました。

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