和歌山市消防局・中高層ビル火災訓練(写真付)
2020年11月25日 19時40分
和歌山市消防局による中高層ビルの火災を想定した消火救助訓練が、きょう(25日)和歌山市加太(かだ)の県・消防学校で行われました。
近年、和歌山市では中心部の再開発などで4階以上の中高層マンションが増えていて、ことし(2020年)9月末現在で2200棟あまりにのぼっていることから、より迅速で確実な消火や人命救助につなげようと、和歌山市消防局が訓練を行っているものです。
きょうは、4階建てのマンションの2階にある焼き肉店から出火したという想定で、県消防学校の高層訓練棟を使って訓練が行われ、中・北・東(なか・きた・ひがし)の市内3つの消防署の消防隊員や救急隊員あわせておよそ180人が消防車や救急車で順番に出動し、火元となった2階への放水や、中から救出した住民らを手当てしたりしながら、本番さながらの消火救助活動に取組みました。
和歌山市消防局の北野安彦(きたの・やすひこ)警防課長は「和歌山市内では高層ビルやマンションが増えるのに伴って、そうした場所での火災も増えることが予想され、迅速な消火や救助が出来るよう訓練しています。住民やテナントの人には、日頃から避難経路や避難ばしごなどを確認してもらうとともに、消火活動の妨げにならないよう、非常用進入口などに植木鉢やゴミ袋などを絶対に置かないで欲しい」と話しています。