白浜でオスの赤ちゃんパンダ誕生
2020年11月22日 18時55分
白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」は、きょう(22日)、ジャイアントパンダの良浜(ラウヒン)が、オスの赤ちゃん1頭を産んだと発表しました。
アドベンチャーワールドによりますと、赤ちゃんパンダは、きょう午前11時50分に誕生し、体長20・5センチ、体重157グラムで、母子ともに健康状態は良好ということです。そして、一般公開については、親子の様子を見ながら決定したいとしています。
母親の良浜は、2000年9月、アドベンチャーワールドで初めて誕生したパンダで、現在20歳です。出産は2年ぶり、7度めで、子どもの数はあわせて10頭となりました。オスの出産は、2010年の双子の出産以来、10年ぶりとなります。一方の父親は28歳の永明(エイメイ)で、人間なら80歳を超える年齢で、「飼育下で自然繁殖に成功した世界最高齢のオスのパンダ」という自らの記録を更新しました。
アドベンチャーワールドでは、6月に良浜と永明の交尾を確認し、良浜は、先月(10月)25日以降、睡眠時間の増加や食事量の減少といった妊娠の兆候があらわれていました。アドベンチャーワールドでのパンダの誕生は17頭めで、現在飼育されているパンダは7頭となりました。
ところで、協力して繁殖に取り組む中国の成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地のスタッフが、新型コロナウイルスの影響で来日できない中、日本人スタッフのみでの初の出産となりました。