【新型コロナ】新たに5人感染 カラオケ大会参加者も(写真付)
2020年11月22日 18時47分
和歌山県はきょう(11/22)、カラオケ大会に参加していた70代の女性ら30代から70代までの男女5人が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。これで県内の累計感染者数は384人となりました。
きょう感染が発表された5人のうち、橋本保健所管内に住む70代のパート職員の女性は、きのう感染が発表された同じ橋本保健所管内に住む80代の男性の友人で、濃厚接触者として検査を受け、陽性が判明しました。この女性は、今月15日に開かれた地域のカラオケ大会に80代の男性らとともに参加していました。また、前日の14日には、ほかの参加メンバー8人とともに、男性の自宅で大会前の練習をしていました。県は、このカラオケ大会の参加者とスタッフのあわせて61人のPCR検査を進めています。
カラオケ大会では、ステージと観客との間の距離をとっていたものの、参加者は、マスクなどをつけずに歌っていたということで、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「紀北地域で多くの感染者が出ているので、気を付けてほしい。参加者の中に感染した人がいると、基礎疾患のある高齢者が重症化しやすいので、参加人数を制限するなど、対策を講じてほしい」と呼びかけました。
このほか、橋本保健所管内では、先に感染が判明した70代男性の同居家族で70代の無職の女性の感染が確認されたほか、大阪市の会社に勤める30代の男性会社員の感染が新たに確認されました。
田辺保健所管内に住む60代の無職の女性は、先に感染が判明した同じ田辺保健所管内に住む60代の女性の知人で、今月15日に友人ら6人で会食していて、今回の発表で、このうち3人の感染が確認されました。
また、和歌山市に住む60代の国家公務員の男性は、先に感染が判明した和歌山市在住の50代の男性会社員の知人で、3度目のPCR検査で陽性が判明しました。この男性は、今月9日に会議で知人男性と同席していました。会議には、あわせて10人が参加していましたが、このうち4人の感染が確認されたことになります。
この男性は重症で、酸素投与が必要な状態です。きょう発表された、このほかの4人の症状は、いずれも安定しています。
県内で確認された新型コロナウイルスの感染者数は、これで死亡した4人を含めて384人となり、きょう新たに1人が退院したため、現在、入院しているのは、68人となっています。