【新型コロナ】県立医大病院看護師含む7人新たに感染確認・県内379人に(写真付)

2020年11月21日 19時59分

福祉・医療

和歌山県は、きょう(21日)20代から80代の男女あわせて7人が、あらたに新型コロナウイルスに感染したことを確認しました。累計の感染者数は、これで379人となりました。

記者発表する野尻技監(左)(11月21日・和歌山県庁)

新たに感染がわかった7人のうち、和歌山市に住む80代の女性は、クラスターとなった和歌山市のデイサービス施設「有本の家(ありもとのいえ)」の利用者で、今月18日に濃厚接触者として検体を採取した時は陰性でしたが、おととい(19日)からきのう(20日)にかけてせきや発熱、下痢の症状があらわれたため、再度、検体を採取したところ陽性が確認され、きょう入院しました。症状は安定しています。

また、和歌山県立医科大学附属病院の同じ病棟に勤めるいずれも20代の男女3人の看護師の感染が確認され、このうち、男性看護師には味覚と嗅覚の異常やたん、20代の女性看護師のうち1人はせきや頭痛の症状があらわれましたが、もう1人は無症状で、全員、きょう入院し、症状は安定しています。県ではきょうまでに病棟の入院患者26人と、看護師や医師ら61人のPCR検査を行って全員の陰性を確認し、そのほか清掃スタッフと学生あわせて3人の検査を行うことにしています。

一方、田辺保健所管内在住で管内の通所介護施設のパート職員として働く50代の女性は、今月16日からきのうにかけてノドの痛みや発熱があらわれ、きのう、医療機関で検体を採取し、陽性が確認され、きょう入院しました。症状は安定しています。女性の家には、今月14日に大阪市内に住む別居家族1人が帰省し、飲食や宿泊を共にしていました。田辺保健所では、同居家族や別居家族、通所介護施設の同僚や関係者ら30人あまりにPCR検査を行うことにしています。

また、橋本保健所管内在住で80代の男性は、今月17日に全身の倦怠感があらわれ、きのうになって発熱もみられたため、医療機関で抗原検査とPCR検査を行った結果、いずれも陽性となり、入院しました。男性には肺炎像があり、酸素投与が必要な重症です。保健所で知人2人のPCR検査を行っていますが、男性の発症前の行動履歴については調査中です。

そして、和歌山市の30代の会社員の女性は、おととい大阪府内で感染が確認された会社員の同僚で、無症状でしたが、きのう濃厚接触者として受けた検査で陽性が確認され、きょう入院しました。和歌山市保健所が別居家族や職場の関係者らのPCR検査を行っています。

県内の感染者数は、死亡した4人を含めて、これで379人となりました。また、きょうまでに8人が退院したため、現在入院しているのは64人となりました。

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