【新型コロナ】新たに11人感染 2日連続の二桁は初(写真付)
2020年11月20日 18時58分
和歌山県はきょう(11/20)、修学前の幼児から80代までの県内在住の男女11人が、新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。2日連続で二桁の感染者が確認されたのは初めてで、県内で確認された感染者数は、372人となりました。
県によりますと、きょう感染が発表された11人のうち、岩出保健所管内に住む60代の無職の女性は、今月15日に発熱や咳などの症状が出て4日後に、60代の夫とともに医療機関を受診し、肺炎像が確認され、PCR検査で陽性となりました。女性は、別の病院に救急搬送され、集中治療室で酸素投与の治療を受けています。
女性の夫も感染が判明し入院しています。
和歌山市に住む60代のパート職員の男性は、今月16日に発熱し、その後も症状が続いたため、19日になって医療機関を受診し、新型コロナウイルスの陽性が確認されました。この男性にも肺炎像があり、集中治療室で酸素投与の治療を受けています。
県福祉保健部の野尻孝子技監は、「症状が出たあと、受診するのが遅く、重症化して救急搬送されるケースが散見されるので、危惧している。高齢者の中には、自覚症状があいまいな人もいるかもしれないので、早めに受診してほしい」と呼びかけました。
新たに重症となっている2人には、いずれも基礎疾患があったということです。
また、岩出保健所管内の40代の男性会社員は、東京に出張中の今月17日に、発熱やのどの痛みが出て、18日に和歌山へ戻りましたが、その後も19日まで会社に出勤し、20日になって医療機関を受診して感染が判明しました。
このほか、先に感染が判明した県立医科大学紀北分院に勤める橋本保健所管内の30代の女性医療従事者に関連し、同居する就学前の女の子と、同僚の同居家族で和歌山市に住む50代の女性の感染が確認されました。就学前の女の子は、保育施設に通っていて、県は、園児151人のPCR検査を行っています。
また、クラスターが発生した橋本市の飲食店を利用していた田辺保健所管内に住む60代の会社経営の男性に関連し、同居する60代の女性と、知人の70代の男性が新たに感染したことがわかりました。
きょう県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は11人で、きのうも15人の感染が確認されていて、感染確認が2日連続で二桁となるのは、初めてです。
これで県内での感染確認は、死亡した4人を含めて372人となり、きょう新たに6人が退院したため、現在、入院しているのは、65人となっています。