【新型コロナ】県内で過去最多の15人の感染を確認
2020年11月19日 17時59分
和歌山県はきょう(19日)県内で一日あたりの感染者数としては今年8月1日以来、過去最高の15人の感染を確認したと発表しました。
特に和歌山市内の介護施設「喜成会デイサービス有本の家」では60代から90代の男女利用者7人が濃厚接触者として検査したところ感染していることがわかりました。県はこの施設で9か所目のクラスターによる感染が認められるとしてさらに調査しています。
県によりますとこのほか、すでにクラスター感染が報告されている橋本市の「創菜こころ」で会食をした60代の男性医療関係者の
感染が確認されました。また県立医大紀北分院の30代の男性医師もすでに感染が確認されている医療関係者の濃厚接触者として検査したところ感染が確認されました。
このほか橋本保健所管内では、20代と30代の女性、岩出保健所管内では30代の男性会社員、田辺保健所管内では60代の会社員の感染が確認されました。感染経路は分かっていませんが大阪など県外に行ったり、県外の人との接触があったり、感染者との濃厚接触が疑われています。
また大阪府の60代の男性1人が県内の施設で検査を受けた結果、感染が確認されました。
県内の感染者は、亡くなった4人を含めて361人で、入院中の人は60人になりました。
またきのう(18日)までに186人がPCR検査を受け、15人を除いてすべて陰性でした。
県の野尻孝子技監は、今月1日から第3波が到来したとの見方を示すとともに、「今が正念場なので感染対策を徹底するとともに、発熱以外の症状がある場合も見逃さず勤務を控え医療機関を受診」と注意を呼び掛けています。