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【新型コロナ】県神社庁・新しい初詣でガイドライン発表(写真付)

2020年11月19日 17時03分

政治福祉・医療経済

コロナ禍での初めての新年(2021年)を間もなく迎えるにあたり、和歌山県神社庁は、きょう(19日)感染予防対策を盛り込んだ初詣でのガイドラインを策定し、きょう(19日)記者会見を開いて発表しました。

きょうの記者会見のもよう(11月19日・和歌山県民文化会館)

県・神社庁では、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県内の神社に感染予防策を呼びかけるとともに、ことし(2020年)8月には、感染症対策委員会を発足させ、特に参拝者で賑わう初詣での受け入れ体制について検討を重ね、ガイドラインを策定しました。

ガイドラインでは、参拝者にマスクの着用や、人と人との距離を空けることをはじめ、接触感染を避けるため、手水(てみず・ちょうず)の際、口をすすがないことなどを求めています。

神社側には、消毒液の設置や、社務所の窓口や本殿などへのアクリル板やビニールカーテンなどの設置、神職や巫女(みこ)のマスクやフェイスシールドの着用、本殿の鈴をならす鈴緒(すずお)の消毒などを求めるほか、御朱印の書き置きや、直会(なおらえ)での対面着座の防止など、感染防止の対策をとるよう定めています。そして参拝の時期も、三が日に集中しないよう、分散や延長をするよう定めています。

例えば、熊野速玉(はやたま)大社では、本殿の鈴を外して、代わりに鈴の音を録音したものを流すほか、熊野本宮(ほんぐう)大社では、旧社地・大斎原(おおゆのはら)への分散参拝や、初詣で期間を2月2日まで延長することなどを行います。

熊野速玉大社の上野宮司

対策委員会の委員長で熊野速玉大社の上野顯(うえの・あきら)宮司は「神社ごとに由緒や信仰の形が異なる中で、統一したガイドラインの合意を得るのは大変苦労したが、基本的な対策をとり、あとは各神社が出来る事をやってもらうことになる」と述べました。

熊野本宮大社の九鬼宮司

県・神社庁長で熊野本宮大社の九鬼家隆(くき・いえたか)宮司は「参拝者の皆さんにはガイドラインを守って頂くとともに、我々神職や総代も気を引き締めて、安心・安全に参拝客をお迎えしたい」と話しています。

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