元警視恐喝事件、69歳男を追起訴
2020年11月18日 18時06分
和歌山県警察本部の元警視の男性夫婦から250万円を脅し取ったとされる69歳の男について、和歌山地方検察庁はきのう(11/17)、さらに50万円を脅し取っていたとして、恐喝と恐喝未遂の罪で追起訴しました。
起訴状などによりますと、追起訴された和歌山市中之島の野中泰明(のなか・やすあき)被告69歳は、かつて元警視の男性に金を貸していたことを利用して、今年4月から6月にかけて、男性に対し、「500万や」「お前の警察の地位や名誉が傷つくぞ」などと脅迫し、7月に男性から、50万円を脅し取るなどしました。
野中被告は、去年12月に元警視の男性夫婦から250万円を脅し取ったとして、先月、恐喝の罪で起訴されています。
一方、野中被告と一緒に逮捕された69歳の妻と47歳の息子については、きのう、処分保留で釈放されています。
和歌山県警の調べによりますと、元警視の男性は、野中被告から金を借りていましたが、去年3月、和歌山簡易裁判所で調停が成立し、すでに解決していました。