全国初・移動型給油機「どこでもスタンド」県内で導入へ(写真付)

2020年11月18日 18時08分

政治災害・防災

大規模な津波災害が発生したとき、緊急通行車両などへ優先的に給油が出来るよう、移動式の給油機「どこでもスタンド」が、全国の都道府県では初めて、和歌山県に導入されることになりました。

どこでもスタンド(写真提供・和歌山県)

どこでもスタンドは、大津波による浸水などで沿岸のガソリンスタンドが使えなくなることを想定して開発された、移動可能な給油機です。県では、資源エネルギー庁の補助事業を活用し、津波浸水想定地域にある5カ所の中核給油所の代わりの設備として、どこでもスタンドを5台購入し、今年度中(2020年度)に配置することになりました。

配置される5カ所は、湯浅町(ゆあさちょう)の県・有田(ありだ)振興局と、日高川町(ひだかがわちょう)防災センター、串本町(くしもとちょう)の県・東牟婁(ひがしむろ)振興局串本建設部、那智勝浦町(なちかつうらちょう)の旧・グリーンピア南紀、それに、新宮市(しんぐうし)の県・東牟婁振興局です。

これにあわせて、県では、来月(12月)21日の午前9時半から、串本町サンゴ台の東牟婁振興局串本建設部で、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事や国会議員、県議会議員らが参加してのどこでもスタンドの納入式を行い、実際にタンクローリーを持ち込んで給油の実演を行う予定です。

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