【新型コロナ】同居家族が陽性の時は自主的に自宅待機を

2022年07月13日 18時54分

政治福祉・医療

新型コロナウイルスの感染者が和歌山県内でも急増している状況を受け、県は、同居家族が陽性になった場合は、保健所の連絡を待たず、自主的に7日間の自宅待機を行うよう、県民に呼びかけています。また、症状があればただちにクリニックを受診するよう、改めて呼びかけています。

定例記者会見で県民に呼びかける仁坂知事(7月13日・和歌山県庁)

県内の1日の新規感染者数は、きのう(12日)過去最多を更新する609人に達し、県全体の直近1週間の新規感染者数もきのうは305・5人で、22日連続で増加しています。

県では、オミクロン株が全国的に感染力が非常に強いBA.5に置き換わってくるなかで、新規感染者がさらに増える可能性を警戒していて、県民に対して、同居家族が陽性になった場合は、保健所の判断を待たず、自主的に7日間の自宅待機を行うよう「県民の皆様へのお願い」を更新しました。ただし、症状がある場合はただちにクリニックを受診するよう、引き続き求めています。

仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「感染者がバンバン増えていくので大変だと思っている。重症者は少ないようだが、ウイルスの毒性が落ちたとも思えないので、引き続き、マスク着用や消毒・手洗い、人混みに行かないこと、ワクチン接種で感染予防対策を続けることが大事だ」と述べ、いまのところ、不要不急の外出自粛や、飲食店などの営業時短などを行う考えは無いことを示しました。

その上で、仁坂知事は「今後、重症化リスクの高い株への変異を警戒しつつ、出来るだけ保健医療行政が抑えながらしのいでいくしかない。そのためには、早期の経口薬の承認や、身体の弱い高齢者のいる病院へのワクチン接種の促進などによるリスクの低減が必要だ」と語りました。

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