能登半島地震・和歌山県から石川県能登町にリエゾン派遣
2024年01月05日 21時59分
能登半島地震の被災地を支援するため、和歌山県は、きょう(5日)職員3人を情報連絡員・リエゾンとして、元日に震度6弱を観測した石川県能登町(のとちょう)に派遣しました。
きのう(4日)関西広域連合の会議で、和歌山県を含む加盟府県などは、能登半島地震で最も被害の甚大な石川県の能登地方にある3市3町を支援することで合意し、和歌山県は、すでに中部ブロックの自治体として支援に入っている滋賀県とともに、石川県能登町を支援することになりました。
これを受け県では、災害対策課の角口哲(かどぐち・さとし)主幹ら3人をリエゾンに任命し、きょう、県庁南別館から現地へ車で出発させました。
角口主幹は「現地の人は毎日不安な思いでいると思うので、微力ながら、少しでも安心感をもってもらえるよう、支援を進めたい」と話しています。
多くの職員らとともに3人を見送った、県の福田充宏(ふくだ・みつひろ)危機管理監は「能登町に入ることは可能だが、道路事情が悪く、支援物資や避難所の状況も良くないと聞いている。能登町役場としっかり連携して、被災者のニーズをつかみ、適切な支援を行いたい」と話しています。
県によりますと、派遣された3人は、きょうは一端、金沢市の石川県庁に入って能登町の概要などを把握し、あす(6日)以降、能登町での活動に入る予定です。