和歌山(紀三井寺)でさくらが開花・平年より4日・去年より4日早く
2023年03月20日 19時11分
和歌山地方気象台は、きょう(20日)和歌山でさくらが開花したと発表しました。平年より4日、去年(2022年)より4日、それぞれ早い開花となりました。
きょう午前、和歌山市の紀三井寺の境内にある、和歌山のさくらの標本木となっているソメイヨシノの枝に5輪以上の花が咲いているのを、和歌山地方気象台の職員が確認し「和歌山でさくらが開花した」と発表しました。
きょうの和歌山市内は、穏やかで暖かな快晴の天気となり、紀三井寺を参拝した人々が咲いたばかりの桜の花を見上げたり、スマートフォンで撮影したりしていました。
奈良県からお彼岸の墓参りに訪れた男性は「お寺もあって天気も良くて良いですね」と話していました。
かつらぎ町から家族で訪れた女性は「横浜から兄が帰省し、一緒にお参りや食事をしていて、甥っ子も早稲田大学に合格し、みんなに春が来たなあと、有難く思います」と話していました。
大阪府岸和田市から来た女性は「岸和田城の桜はまだだけど、和歌山ではぼちぼち咲き始めたと聞いてきました。これから粉河寺(こかわでら)にも足を伸ばしてきます」と話していました。
桜の開花後の見通しについて、和歌山地方気象台の防災気象官、林正典(はやし・まさのり)さんは「3月に入ってから平年より気温の高い状態が続き、桜が早く咲きました。きょうもあすも気温が高いので、かなり桜が咲き、その後、気温が下がるので、咲いたまま長持ちするかもしれないが、あすから雨の降る日が多く、花見ができるかどうか。満開は来週くらいで、晴れ間が予想される日曜日が、桜を楽しむのに適しているのではないか」と話しました。