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紀伊風土記の丘とともに50年、資料館展

2021年09月12日 14時39分

教育歴史・文化

和歌山市岩橋(いわせ)の県立紀伊風土記の丘が、先月(8月)、開園50年となり、ともに築50年が経過した「松下記念資料館」に関するスポット展が、資料館のロビーや展示室図書コーナーで開かれています。

これは、「松下記念資料館展―デザインとモチーフ、その誕生の秘密に迫る」で、建造物としての資料館の設計理念や魅力に注目するとともに、考古学の視点からデザインとモチーフについて、歴史学者の視点から誕生の秘密について紐解かれていて、貴重な設計資料や書簡などが公開され、解説が加えられています。

松下記念資料館は、国の特別史跡・岩橋千塚(いわせせんづか)古墳群と、その周辺環境を保全・管理するため、1971年8月2日に開園した県立紀伊風土記の丘のメインエントランスとして、また、中心施設として、和歌山市出身の実業家、松下幸之助(まつした・こうのすけ)の寄付により整備され、考古資料や民俗資料を展示・公開し、多くの来館者を迎えています。

基本構想は、建築家、西山夘三(にしやま・うぞう)が、設計は、建築家、浦辺鎮太郎(うらべ・しずたろう)が手掛け、古墳群や考古学に関わる多くのモチーフやデザインが取り入れられています。

「松下記念資料館展」は、今月(9月)19日まで、県立紀伊風土記の丘資料館で開かれています。

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