岸本知事・幹部職員に「さらなる職員のキャリア教育を」

2025年04月01日 18時38分

政治

和歌山県の岸本周平知事は、新年度(2025年度)初日のきょう(4月1日)県の幹部職員に訓示し、部下の職員の更なるキャリア育成の促進と、県が導入を予定している完全フレックス制の勤務体系を見越した環境整備に努めるよう求めました。

幹部職員に向けての訓示(4月1日・和歌山県庁・正庁)

新年度の訓示は、きょう正午前、県庁4階の正庁(せいちょう)で行われ、岸本知事は、次長級の幹部職員を前に「職員アンケート調査で、幹部の皆さんは部下の面倒見が良いという結果が出た一方で、部下が、将来やってみたい業務への助言や指導をあまりしてくれないという結果も出ている」と指摘し、今後、5年、10年先のビジョンを描くための職員のキャリア教育を進めるよう指示したうえで「今回の人事異動でも、優秀な職員を多く振興局に配置した。節目で振興局で現場を体験させることも重要だ」と述べました。

幹部職員に訓示する岸本知事

あわせて岸本知事は、完全フレックス制の導入を目指して調整を進めていることも示し「職場によって異なるが、例えば、1日に2時間多く働いた場合は週休3日になるなど、勤務体系に大きな変化が起きる。リモートワークや育休取得も促進しなくてはならず、 そのための仕組みも整備したが、うまく機能させるには所属長の目配せが必要で、その分、責任が重くなるので、部下の話をじっくりと聞いてあげて欲しい」と呼びかけました。

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