15人への虐待で行政処分 和歌山の障害者施設

2025年03月28日 17時49分

福祉・医療

和歌山市はきのう(28日)、市内の障害者支援施設「ビンセント療護園」で、車いすから引きずり下ろしてけがをさせるなどの虐待があったとして、新規利用者受け入れを来月(4月)1日から6カ月間停止する行政処分にしました。

和歌山市によりますと、去年(2024年)8月、20代の男性職員が、利用者を車いすから引きずり下ろした後、両手で圧迫して肩などに内出血のけがを負わせた他、失禁した利用者に暴言を吐くなどの身体的、精神的な虐待を確認し、7人の職員から15人の利用者への虐待があったと認定しました。

関係者が施設を運営する法人に相談し、虐待が発覚。去年(2024年)9月、市が法人から報告を受け、調査を始めていました。

施設は、重度障害者らの生活支援などをしています。

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