和歌山市内の飲食店 3日間の営業停止
2024年12月30日 15時33分
和歌山市内の飲食店で鶏肉の料理を食べた6人が下痢や腹痛、発熱など食中毒の症状を訴え、3人の便からカンピロバクターが検出されたことから食中毒と断定し、料理を提供した飲食店がきょう(30日)から3日間の営業停止となっています。
営業停止となっているのは、和歌山市中ノ店北ノ丁(なかのたなきたのちょう)の「焼鳥の鉄人アイアンバード」です。
和歌山市生活保険課によりますと、今月19日に飲食店でおよそ20人が食事した後、22日になって下痢や腹痛、発熱など食中毒の症状があると25日に和歌山市保健所に届け出がありました。
このため、和歌山市保健所が調査したところ19人のうち6人に症状があり、3人の便からカンピロバクターが検出されたことから「焼鳥の鉄人アイアンバード」での食事による食中毒と断定し、食品衛生法に基づいて「焼鳥の鉄人アイアンバード」をきょう(30日)から3日間の営業停止としました。
なお、6人は快方に向かっているということです。
和歌山市保健所では、カンピロバクターによる食中毒は、ここ数年全国的に増加していて、特に鶏肉を食べて発症する確率が高く、十分な加熱や他の食材に菌が移らないようサラダなど生で食べるものとは別に調理するなど、注意を呼びかけています。