明治維新烈士法要 高野山・無量光院で執行
2023年08月25日 18時26分
不平等条約の改正などに尽力した和歌山市出身の元外務大臣、陸奥宗光(むつ・むねみつ)や、陸奥の8歳年上で江戸幕府討幕の立役者となった坂本龍馬(さかもと・りょうま)ら明治維新に貢献した志士を弔う法要が、このほど(8月20日)、高野山の無量光院で営まれました。
これは、『「陸奥宗光 外務大臣」の功績を教育に活かす実行委員会』と『紀州 宗光龍馬会』が主催したものです。
開催にあたって、『紀州 宗光龍馬会』の臼井康浩(うすい・やすひろ)会長が挨拶し、「去年は、陸奥宗光と坂本龍馬の2人を弔いましたが、今年からは、当時の明治維新という大改革実現のために命を懸けた日本全国の志士を烈士として偲びたい」と述べました。
法要は、高野山の無量光院・本堂で執り行われ、土生川正賢(はぶかわ・しょうけん)副住職ら僧侶が読経し、幕末の志士の霊を慰めました。
法要の後、参加したメンバーは、気温34度と猛暑日に迫る高野山の奥之院で陸奥宗光公の墓を掃除し、手を合わせました。
来年(2024年)は、陸奥宗光・外務大臣が成し遂げた不平等条約が改正されて130周年となるのを記念して坂本龍馬を師と仰ぐ人たちでつくる全国の龍馬会が集結する「龍馬 World in 和歌山」が7月に和歌山市などで開かれることになっています。