和歌山県から新たに2件が日本農業遺産に認定

2021年02月19日 18時29分

歴史・文化

農林水産省は、きょう(19日)あらたに、全国4県の7つの地域で行われている伝統的な農林水産業を日本農業遺産に認定し、このうち、和歌山県から申請されていた「聖地 高野山と有田川(ありだがわ)上流域を結ぶ持続的農林業システム」と、「みかん栽培の礎(いしずえ)を築いた有田(ありだ)みかんシステム」が認定されました。
   

日本農業遺産は2016年4月に農林水産省が創設し、伝統的な農林水産業を営む地域を農林水産大臣が2年に1度認定しています。3回目となる今年度(2020年度)は、全国8県・13の地域の農業システムが申請され、専門家会議の審査の結果、きょう(19日)4県・7地域の農業システムが日本農業遺産に認定されました。

「聖地 高野山と有田川(ありだがわ)上流域を結ぶ持続的農林業システム」は、高野町(こうやちょう)・かつらぎ町花園(はなぞの)地区・有田川町清水(ありだがわちょう・しみず)地区で行われていて、傾斜地や山林を活用してお供え用の花の栽培や、寺院の建造や維持に用いる材木の提供などを互いの地域で連携して行うことで、平地の少ない地域の農林業を支えてきました。

「みかん栽培の礎を築いた有田みかんシステム」は、有田みかん栽培の盛んな有田市(ありだし)・湯浅町(ゆあさちょう)・広川町(ひろがわちょう)・有田川町が対象地域となっていて、農家が優良な品種を発見したり、産地で苗木を生産するなど地形や地質に応じた栽培を行っているほか、様々な出荷組織が共存することで日本一の温州(うんしゅう)みかんの生産量を誇る産地に発展しました。

県内の日本農業遺産は、既に認定されている「下津(しもつ)蔵出しみかんシステム」を合わせてこれで3件となったほか、世界農業遺産の「みなべ・田辺の梅システム」を加えると4件となり、農業遺産の数は和歌山が国内最多となりました。

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