随筆家の梅田恵以子さん死去・89歳

2021年01月20日 19時06分

歴史・文化

和歌山県文化賞受賞者で随筆家の梅田恵以子(うめだ・えいこ)さんが、今月(1月)14日に亡くなったことがわかりました。89歳でした。

梅田恵以子さん

梅田さんは、1931年(昭和6年)大阪市に生まれ、帝塚山(てづかやま)学院短期大学・文芸科の卒業と同時に、歌集「二十一歳」を出版しました。1945年に戦災で和歌山市に転居したあとは、随筆家として和歌山の「食」や「味」「歴史」を題材にした執筆に励み、随筆集「紀のみちすがら」や「紀の散歩道」など多くの著作を発表しました。

1990年、当時の県内50市町村の取材をもとに綴った詩に、和歌山大学の森川隆之(もりかわ・たかゆき)教授が曲を付けた「ふるさと賛歌-紀州路100曲」はサントリー地域文化賞を受賞したほか、2002年度には和歌山県文化賞を受賞するなど、各方面から高い評価を受けました。

和歌山放送の番組取材のひとこま

梅田さんは、和歌山放送ラジオの番組にも多く出演し、2002年から2003年にかけて放送された「大辺路(おおへち)・道と人と~梅田恵以子の紀のみちすがら」では、梅田さんが実際に世界遺産に登録される直前の熊野古道・大辺路沿いの史跡や行事を訪ね歩き、現地の人々との心温まる触れ合いを6回シリーズで伝えました。

関係者によりますと、梅田さんは、今月14日の午後10時ごろ、和歌山市内の病院で多臓器不全のため亡くなりました。葬儀と告別式はすでに親族で済ませていて、後日、お別れの会を開く方向で検討しています。

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