高野山奉納小型木製五輪塔が国の有形民族文化財に

2021年01月15日 19時25分

歴史・文化

国の文化審議会は、きょう(15日)開いた分科会で、高野山(こうやさん)が所蔵する「奉納小型木製五輪塔(ほうのうこがたもくせいごりんとう)」と関連する資料などを、国の登録有形民族文化財に指定するよう、萩生田光一(はぎうだ・こういち)文部科学大臣に答申しました。和歌山県から登録有形民俗文化財の指定を受けるのは、これが初めてとなります。

高野山奉納小型木製五輪塔と関連資料(写真提供・和歌山県教育庁)

奉納小型木製五輪塔は、高野山の圓通寺(えんつうじ)でおととし(2019年)の4月に1万2千点あまりが見つかり、高野山霊宝館(れいほうかん)が保管する、高さ10センチほどの木製の五輪塔です。底の部分には、奉納した人や地域の銘文(めいぶん)や奉納の目的などが記され、内部には経文(きょうもん)や納入品が入れられているものもあります。

あわせて、関連する資料156点には、五輪塔とともに納められていた護符(ごふ)や神札(しんさつ)、祈祷札(きとうふだ)などがあり、当時の信仰の背景をうかがえるものとして高く評価されました。

国の登録有形民俗文化財は、日本の国民生活文化の特色を示す有形の民俗文化財などが登録の対象となり、現在、全国で45件が登録されていますが、木製五輪塔と関連資料が登録されると、和歌山県では初めての登録有形民族文化財となります。

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