県立医大附属病院に「膵がんドック」開設へ(写真付)

2021年01月07日 18時46分

福祉・医療

和歌山県立医科大学附属病院は、県民の死亡率が高い膵(すい)がんの早期発見や治療を行うための「膵がんドック」を来月(2月)1日に開設します。

医大の記者会見のもよう(1月7日・県立医科大学)

すい臓は、胃の後ろの身体の深いところにあるため、膵がんを発症しても自覚症状が出にくく、症状が出た時にはすでにステージが相当進んで、手遅れとなってしまうケースが多い治療の難しいがんのひとつです。

肺がんや胃がんなどとは異なり、厚生労働省で指針として定められている健診が無いため、一般的な健康診断では早期発見が困難な状況で、国立がん研究センターの調査では、2017年と2018年の膵がんの死亡率が和歌山県は全国ワースト5位となるなど、早期発見と治療が課題になっています。

内視鏡室のもよう

医大附属病院では、おととし(2018年)9月に膵がんセンターを開設していますが、早期発見と治療を更に進めるための治療拠点となる膵がんドックを開設することになりました。

ドックには、血液やエコー、MRI、超音波内視鏡を活用した検査装置が備えられ、専門医が患者の特性に合わせた診断と早期治療を行うとともに、今後の治療改善のための病理研究も行われます。

ドックは「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」の3つの日帰り検査プランが用意され、料金はプラチナがおよそ12万円、ゴールドがおよそ11万円、シルバーがおよそ10万円と設定されています。十分な感染予防対策をとっているため、コロナ禍でも安心して健診を受けられるとしています。

山上裕樹病院長

県立医大附属病院の山上裕樹(やまうえ・ひろき)院長は「すい臓に限らず、がんの検診や診断治療は一刻も早く行わなければならない。CTでもわからないようながんでも早期に見つけて治療に繋げられる」と話しています。 

県立医大附属病院の膵がんドックは、定員が平日1日あたり1人で、今月(1月)12日午前8時半から電話での予約を開始します。電話番号は073(441)0489番です。

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